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第一次卒業試験まで一ヵ月を切りました。
切りましたが、口ではやばいと言っていても、あまり危機感がなく、のほほんとしてます。
卒論は書き終わっても発表練習はしてないし、まだまだパワポも直すかもしれないし、やらなきゃいけないことがいっぱいです。


試験前の隼人は危機感が全くない。
3日前になったら武が、俺やばいどうしよう、獄寺勉強教えて!!とか焦り始めますが、言う割に武はやらない。
ツナも加わって勉強会をやる時は隼人が構ってくれないから不貞腐れて、でも隼人にやれって怒られたり、ツナに、山本はやれば出来るんだからやりなよ、って諭されてやってみたりする。
武は、英・国は苦手そうです。数学は感覚で解けたり解けなかったり。理科は丸きしダメで、社会は歴史ならいける。何となく暗記は出来そうなんだよね、武は。ただノートをとってないだけで。
法律の勉強してる時に、男女でしか結婚できないって話を聞いた武が、その日一日中、眉間にしわ寄せてたりしたら可愛い。

「獄寺、俺、総理大臣とかになろうかな」

「は??どうした急に。とち狂ったか??」

「ひどい、そんな言い方しなくても」

「で??」

「だって、総理大臣だったら法律変えられるかもしれないんだぜ」

「…だから??」

「男同士の結婚も可にすんだ」

「総理大臣は何でもやじゃねぇぞ」

「え、変えたいって言ったら変えられんじゃねぇの??」

「お前、今日の授業聞いてたのかよ??」

「獄寺と結婚できないってわかったから寝た」

「あぁ、そ」

「だってよー、好きな人と結婚できないのはおかしいよ。どうやったら法律変えられるの??」

「あー、議会の2/3の了解と国民投票の過半数…??」
(すみません、うろ覚えなんで適当)

「んー、じゃぁ俺がプロ野球選手になって、活躍してから総理大臣になったら国民からの票は集まるかな!?」

「どんだけすげぇ人生を送るつもりなんだよ」

「だって、獄寺と結婚する為だからな。山越え谷越え頑張るよ、俺は」

「(それが全部俺の為とか、どんだけだ、こいつ)」

「とりあえず、獄寺からの1票がもらえたら俺的には百人力なんだけど」

「…1票足りないとかになったら考えてやる」

「うん」


国籍変えれば早いのにな!!
総理大臣なんかになったら武はマフィアにはなれませんよ、どうしよう(笑)