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11.21   comment (0)
昨日、こたつ萌にハッと気付きいてキュンとしました。
隼人はこたつの存在を知りません。だって3/4イタリア人。初めて見るのは武の家です。
初めてのこたつが凄く凄く気持ち良くて、欲しくなったりします。

「獄寺、もしかしてこたつ気に入った??」

「…、おぅ」

とか素直に返事をしてしまう位には気に入ってしまうはずです、なんたって隼人は寒がり。
武の家に来るたびに温い温いって思いながらこたつに入る隼人。
でもこたつは武の部屋じゃなくてリビング??にあるので、強の目があって、武は隼人にちょっかいを出せません。

「獄寺、俺の部屋、行かない??」

と、切り出しても

「んー、もうちょっと待て」

とか言っていっこうに隼人は出てきてくれません。
おやつにみかんでも出てきたらたまりません。みかんをずっと食べてる隼人。
そんな隼人を見ることは武は好きですが、隼人に触ったりするほうがもっと好き。

ある日、獄寺が出掛け先から帰ってきたら、マンションの前にでかい荷台が。
何かと思って家に帰ると、部屋の真ん中に、明らかに他の家具とは方向性が違う、こたつが。
こたつの中には既に先客がいて

「お帰り、獄寺」

もちろん武。鍵は大分前に隼人からいただきました。

「お、お前、これどうしたんだよ!?!?」

「家から持ってきたのな」

にこにこしながら武は説明します。

「昔、親父とおふくろが二人で住んでたときに買ったんだって、この二人用こたつ。俺が小学生の時3人で使うのは狭いって言って新しいのに買い替えたんだよ」

だから、思い出のこたつなのな、って微笑む武に隼人はとりあえず、叫びます。

「おま、だからって、この部屋にこたつはねーだろ!!!!!!ソファの前にこたつ置くってどういうことだよ!!」

つっここむところはそこじゃないですよ、獄寺氏。
でも、とりあえず、こたつには入ります。

「狭い」

「しょうがねぇよ、二人用だしさ」

「よく持ってこれたな」

「すげぇ重かった!!でも獄寺が喜んでくれるかなって」

「ふーん」

「ふーん、って!!」

「親父さん、よくOKしたな」

「うん、俺もびっくりした!!親父がいうにはさ、閉まっておくより、使ってくれた方がこたつもよろこぶって」

「でも、思い出の物、なんだろ」

「そ。これ押し入れから出す時凄い懐かしいって顔してた」

「…汚せねぇな」

「別に良いんじゃね??」

「いや、良くねぇよ」

「出す時に、親父、『昔、母ちゃんと二人で、よくこの中で朝までごろごろしたっけなぁ、それでかあちゃんが風邪引いてよ。父ちゃん申し訳なくてなぁ。おまえはそういうことすんじゃねぇぞ』って」

ごろごろ=ねんごろ

「…するか、しないかは、別として、親父も多分色々こたつ汚して、うゎっ!!獄寺、みかん投げんな!!」

「お前、それ、俺等のことバレてんじゃ、ねぇか!!!!!!」

「おぉ、俺もびっくりしたよ、ってかだから貸してくれたんだと思うぜ」

とかなんとかで、武はこたつイチャコラを達成します。
寝るときはちゃんとベッドに移動します。

冬があけて、もう必要ないかなって思った武がこたつを持って帰ったら、存在感のあったものが部屋からなくなってちょっと悲しくなれば良いです。
それから毎年冬になると武がこたつを持ってくるってのが定番になると良いね。

10年後、二人の家にはまだそのこたつがあって、冬になると出してきたりします。
武がイタリアにいなかった数年間(私は山獄はマフィア云々で一回二人が別れることを推奨してます、すぐより戻すけど)、冬、暖になって一緒に寝てくれる人はいないわ、こたつはないわで淋しい隼人。でも泣かない、だって右腕だもん。

武もイタリアにやってきて、なんだかんだあって、翌年の冬、隼人の家(まだ一緒に住んでないよ)に、こたつが送られてきます。

「新しいの買おうかなって思ったんだけど、俺らにはこれが良いかなって」

武がこたつを設置しながら、にこって笑います。

「それと親父がこれくれるって。もう、お前達の思い出の物だろ、って言ってたよ」

きっとこたつは瓜の住みかになります。

こんなこたつ萌。
武の母の話は本誌ではやんないんですかね。病気で亡くなったと勝手に思ってますがどうなんでしょう。
武母のイメージは超綺麗で優しくて怒ると怖い人。
多分、イメージとしては一護の母??一護母は怒るかわからないけど。



84問。90問やろうとして途中で挫折しました。
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