06.26 comment （0）

目が覚めると時計はすでに11時をさしていた。
寝すぎた頭はうまく働かず、寝返りを打つ。
体を起こそうにも、心地よい布団の温もりが邪魔をして力が入らない。
目覚ましをセットしたはずの携帯は床に落ちていて、何時間前か、虚しく鳴っていたことが容易に想像がついた。
このまま身を任せてもう一度寝てしまうのも良い。
長い1日を無駄に過ごすこともたまには許されるだろう。
十代目も今日はお出かけになっているはずだから。
うるさい野球馬鹿は今日、野球の試合があるらしい。
見に来て欲しい、とあいつは言っていたけれど。
もうこんな時間では行くこともできない。
始めから行くつもりなど毛頭ない、けれども。
ただ、野球の試合を見る、だけで何もない1日が少し、ほんの少し、彩られる気がしただけだ。それだけだ。

欠伸をひとつ。
靄がかかる思考に俺の目蓋は重くなる。
こんなに天気が良いのに外に出ないなんて、とあいつは言うかもしれない。
太陽の薫り。
土の匂い。
全部、後でお前が運んでくれるはずだから。
そんなの必要ない。
次に目が覚めるのは、家中に響くインターフォンの音。


なんだろう??(聞くな)

昨日はインディージョーンズ見てきやした。なんていうか女禍(笑)
ギアスは14話まで見おわりました。