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09.25   comment (0)
最近なんだか獄寺が素っ気なくて、いや、素っ気ないのはいつもなんだけど、少し普段とは様子が違う感じがする。
何か怒らせることでもしたのかと思ったけど、何も思い浮かばなくて、何もわからないから対処の仕様がない。
「怒ってる??」
って、聞いてみても良いけど、獄寺の返事はこうに決まっている。
「怒ってねぇよ」
毎日、俺の家に来て、や、呼んでるんだけど、呼べば来てくれるし、抱き締めれば抱き締め返してくれる。
でも9時過ぎになると決まって
「もう、帰る」
だ。
夜を期待する俺には正直辛い。
でも、無理矢理引き止めて嫌われたくないから、引き止めることも出来ずに、毎晩毎晩獄寺を思ってぐるぐるうつうつを繰り返す。
授業中も、どうしたら獄寺が9時を過ぎても家にいてくれるか考えて、勉強どころじゃない(いつもなら寝てるのに)
毎日毎日、獄寺のことばかりだ。
ところが、今日になって、俺が何をしたわけでもないのに、獄寺は9時を過ぎても俺の部屋のベッドに横たわって、漫画を読んでる。
もしかしたら、漫画がおもしろすぎて(なんてったって世界のワンピースだ)時間を忘れてるのかもしれない。
でも
「9時すぎたけどどうする??」
なんて、自分に酷な事聞けない。
獄寺が時計を見ないことを祈って、俺は手に持った内容がもう何が何だかわからない雑誌を放った。
授業中、寝てないこともあって、俺は11時を過ぎるともう頭が働かなくなる。
でも、まだ獄寺はベッドの上にいたし、だったら寝るわけにはいかないと思って、ぐらぐらしてくる頭を押さえる。
パタン
と、本を置く音がして、白くくぐもっていた脳内の霧がさっと消える。
獄寺が立ち上がってのびをしていた。
帰るのなら、もう暗いし送っていかなきゃ、と思って立ち上がろうとしたら体が重くて立てなかった。
気付いたら、獄寺が膝の上に座っていた。

「へ??」

あまりの衝撃に変な声が出た。しかも更に、衝撃的なことに頬を両手で押さえられ、そのまま軽くキスをされた。
目も頬も鼻も、顔中にキスを落とされて、これ以上は自分を押さえられなくなる!!と、思ったときに獄寺がキスをするのをやめた。

「…怒ってるのかと、思った」

「何で」

すっかり俺の腕のなかに納まった獄寺を、ぎゅぅっと抱き締めて、聞けなかったことを聞いた。
獄寺で悩んだ時間が無駄になる位、俺が何もしなくても、獄寺は、今は普通だ。

「最近、ちょっと変じゃなかった??だから、おれ何かしたかな、って」

「お前、何かしたと思うか??」

「全然」

くつくつ、と腕の中から笑う声が聞こえて、獄寺の顔を覗き込むと、意地悪そうな顔をしていた。

「お前は何もしてねぇよ」

「じゃぁ、何で??」

「それは自分で考えてください。」

獄寺はここ数日一度も見せなかった、楽しそうな顔でまた俺にキスをした。


後で聞き出したら、獄寺はただ単に俺に意地悪したかっただけで、俺がうつうつとしてるのを見て楽しんでたんだって。
獄寺、ひどい!!
って言ったら、
数日間、ずっと俺のことだけを考えれて楽しかったろ??
だって。
それを心底楽しそうに笑いながら言うから、俺はどうして良いかわからなかった。
愛されてんだ、よな??



山獄でした。
隼人は武みいじめていじめていじめまくれば良い。
武が我慢するのを見て隼人は楽しんでるんですよ。

昨日、一昨日やってた世にも奇妙な物語の横/山君話を見たんですが、何だあれ、ただのBLに私か見えない!!

「ボケは本当に好きなツッコミからやないとツッコまれたくないんや!!」

って、そんな、ただの卑猥な台詞にしか聞こえませんって!!

「ツッコミかて、本当に好きなボケにしかツッコみたくあらへん!!」

って…!!
これはあかんかった。親と見て良いものでは、なかった。
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