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今年は逆チョコが流行ってるんだと。
と、突然言い出した獄寺に最初俺はなんと返して良いのかわからなかった。
CMの、俺より少し年上の男の人が
「好きな子に逆チョコで告白!!」
なんて、言ってたっけ、と思い出す。
「獄寺、俺からチョコ欲しいの??」
尋ねると、獄寺に抱えられていたクッションが勢い良く飛んできた。
獄寺の座ってるソファにはたくさんのクッションが並べてあるけど、ソレを順に飛ばして、危なっかしい。
投げて、投げて、方々に散ったクッションを拾い上げていると、最終的に抱えるものがなくなったのか、獄寺は自分の膝を抱えてソファの上に座っていた。
俺が投げたわけじゃないのになぁ、とか考えながら腕にたくさんのクッションを持って、獄寺の前に立った。
「違う」
膝を抱えた獄寺は可愛い。その可愛い顔で、俺を睨みながら、何度も違う、違うとつぶやいたのだった。
膝の上で頭を振るから獄寺のセットされた前髪がちょっと崩れた。
「何が違うの??」
クッションを元に戻して獄寺の隣に座る。二人用のソファは俺が座るとゆったりと沈んだ。
顔をあげた獄寺の額は真っ赤になっていたのだ。たまらず俺は額に口付けた。
そしたら、獄寺が
「そうじゃねぇ、そっちじゃねぇ」
なんて言うから、唇に当てたら獄寺のエメラルドグリーンの瞳が、ぶわっと開かれたのだった。
「それもちげぇ!!!!」
叫んだのと同時にまたクッションが飛んできた。
バレンタイン。
いつものこの日ならば、コンビニのチョコ菓子売場にさえ近寄らない獄寺が、今年は意気揚揚とコンビニのバレンタインチョコをつかんで買っているのを俺は見てしまった。
そっか、逆チョコ、か。
俺は鞄に詰まった手作りチョコより、デパートで買われたチョコより、もっと価値があるコンビニのチョコを貰いに獄寺の家に向かったのだった。
逆チョコの宣伝のおかげで毎年買えないバレンタインチョコを買うことができた隼人でした。
逆チョコのCMを見た時、なんてツンデレ受けに優しいCMなんだと、思ってしまった私はもうだめぽい。
と、突然言い出した獄寺に最初俺はなんと返して良いのかわからなかった。
CMの、俺より少し年上の男の人が
「好きな子に逆チョコで告白!!」
なんて、言ってたっけ、と思い出す。
「獄寺、俺からチョコ欲しいの??」
尋ねると、獄寺に抱えられていたクッションが勢い良く飛んできた。
獄寺の座ってるソファにはたくさんのクッションが並べてあるけど、ソレを順に飛ばして、危なっかしい。
投げて、投げて、方々に散ったクッションを拾い上げていると、最終的に抱えるものがなくなったのか、獄寺は自分の膝を抱えてソファの上に座っていた。
俺が投げたわけじゃないのになぁ、とか考えながら腕にたくさんのクッションを持って、獄寺の前に立った。
「違う」
膝を抱えた獄寺は可愛い。その可愛い顔で、俺を睨みながら、何度も違う、違うとつぶやいたのだった。
膝の上で頭を振るから獄寺のセットされた前髪がちょっと崩れた。
「何が違うの??」
クッションを元に戻して獄寺の隣に座る。二人用のソファは俺が座るとゆったりと沈んだ。
顔をあげた獄寺の額は真っ赤になっていたのだ。たまらず俺は額に口付けた。
そしたら、獄寺が
「そうじゃねぇ、そっちじゃねぇ」
なんて言うから、唇に当てたら獄寺のエメラルドグリーンの瞳が、ぶわっと開かれたのだった。
「それもちげぇ!!!!」
叫んだのと同時にまたクッションが飛んできた。
バレンタイン。
いつものこの日ならば、コンビニのチョコ菓子売場にさえ近寄らない獄寺が、今年は意気揚揚とコンビニのバレンタインチョコをつかんで買っているのを俺は見てしまった。
そっか、逆チョコ、か。
俺は鞄に詰まった手作りチョコより、デパートで買われたチョコより、もっと価値があるコンビニのチョコを貰いに獄寺の家に向かったのだった。
逆チョコの宣伝のおかげで毎年買えないバレンタインチョコを買うことができた隼人でした。
逆チョコのCMを見た時、なんてツンデレ受けに優しいCMなんだと、思ってしまった私はもうだめぽい。
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